UIデザインに自由な発想は必要なし。"拘束"だからこそ使いやすくなるなぁと思ってます。

河内 純也
河内 純也

ジョン・ウィック」という映画が好きです。
あ、この映画、すごくざっくり説明すると殺し屋が実在する世界で、殺し屋同士が「全員参加の殺しの大運動会」をするような映画です。
内容はともかく"ガン・フー(ガンとカンフーをかけ合わせた言葉)"というアクションのフォーマットをつくったことがすごくて、このガン・フー映画のフォロワーがここ数年、どんどん公開されてます。ちなみにジョン・ウィックじたいもすでに4作目(ジョン・ウィック的にはチャプター4という!)も撮影開始されます!

で、なんで、ジョン・ウィックの話をしたかというと、この映画が作った"ガン・フー"というアクションのフォーマットは、UIデザイナがつくる「デザインシステム」に位置づけがよくにてるなーと思ったからです。

有名なデザインシステムたち。

UIデザインにおけるデザインシステムは、ボタンやパーツ、コンポーネントなどなどを、WEBサービスやブランドがあらかじめ決めておき、デザイナーはそれを使うことで、サービスの使用感やブランドのイメージを統一できるものという認識で、私はいます。

例えばGoogleはMaterial Desingという有名なデザインシステムを持っていますが、Android端末やGmailなどのUIはこのデザインシステムを使っているので、「あ、このUI知ってる!いかにもGoogle!」みたいな感じになります。

それと同じくガン・フーにそってアクション映画をとると、「あ、このアクションしってる! いかにもカッコいい!」となるのです。

つまりデザインシステムも、ガン・フーもクリエイティブに対する「この枠の中でやってくださいね!」という制約なんですね。
その制約があるから、わかりやすい、単純に楽しめるUIや映画が作られる。

デザインというと、インスピレーションとか自由な発想!というイメージがあると思うのですが、そうではなくて、いかに制約に従うか、それが良いUIデザインになるなー、それはアクション映画も同じだなーと思った次第です。

なんで、こんな事を思ったかというと、すごく話題のアクション映画、「ベイビーわるきゅーれ」をこれから見に行くからです。
こちらもガン・フーという制約をつかってるのか、それともちょっと違うデザインシステムを使ってるのか、しっかり見極めてきます。


宣伝です。
我々のチームでは、このデザインシステムなんかも新規サービスで構築したりします。
figmaでデザイン的に作ることもありますし、途中からStorybookなどをいれてデザインシステムをつくることも。
業務ソフトのUIがなかなか統一感がなくて使いにくい。。
などなどの問題があれば、改善手伝いますので声かけてくださいー。

Copyright(c) 2021 WeUI. All Right Reserved